「お箸ってどうやって選ぶの?」
お箸は日常的に使うものですが、こだわりを持って選んだことがある方は意外にも少ないのではないでしょうか。
実は、お箸は意外とさまざまな観点で選ぶことができ、ご自身にあったお箸を選ぶことで普段の食事をより充実したものにできます。
そこでこの記事では、ご自身にあったお箸の選び方と、プレゼント用のお箸の選び方を紹介します。
自分に合ったお箸の選び方8選
自分に合ったお箸を使うと、使い心地がとてもよくなります。
自分に合うお箸を選ぶ基準は、
- 長さ
- 太さ
- 形
- 重さ
- しなり具合
- 素材
- 漆塗りの有無
- 伝統工芸品
などがありますので、お箸を選ぶさいには参考にしてみください。
自分に合ったお箸の選び方1.
お箸の長さで選ぶ
お箸の長さは人咫半(ひとあたはん)が最も使いやすく、手に持った姿が綺麗に見えると言われています。
人咫半とは、人差し指と親指を直角に曲げた長さの事をいい、人咫とその半分の長さを足した長さが一咫半になります。
お箸の専門店では、お箸の長さを男性用が23.5cm前後、女性が21.5cm前後で揃えているところが多いです。
自分に合ったお箸の選び方2.
お箸の太さで選ぶ
お箸の太さは持ち手と箸先ともに、扱いやすさに関係します。
手が大きい人は、太めのお箸を選ぶと握ったときの力がよく伝わり、扱いやすくなります。
細いお箸は、細かい動作がしやすくなるので、魚をよく食べる人や豆類などの小さいものをよく食べる人におすすめです。
お箸の太さを記載しているお店やオンラインストアは少ないので、実際に直接手にとって確かめるのをおすすめします。
自分に合ったお箸の選び方3.
お箸の形で選ぶ
お箸の形は丸と多角形のものがあります。
丸のお箸は手が痛くなりづらく長く持つのに適しています。
面がある多角形のお箸は、持ち手の指が箸の面にフィットして持ちやすくなっています。
また、箸先が多角形のお箸は、面があるため滑りやすい食べ物でも食べやすく、麺類の飲食店でも多く利用されています。
自分に合ったお箸の選び方4.
お箸の重さで選ぶ
お箸の重さは、同じ長さのお箸でも素材によっても変化します。
竹やヒノキなどは軽くても強度があるので、お箸によく使用されています。
また、同じ木材でも青黒檀(あおこくたん)や蛇紋木(じゃもんぼく)などは、重くて硬い性質があり、建築などにも使用されるほどです。
重いお箸は、手にした感触がしっかりしているので男性や手の大きい人に扱いやすくなります。
軽いお箸は、長時間使用していても疲れづらいため、小さなお子様や食事に時間がかかる人におすすめです。
お箸の重さの感じ方は個人で差があるので、実際にお店で手に取って選ぶと自分に合った重さのお箸を見つけやすくなります。
自分に合ったお箸の選び方5.
お箸のしなり具合で選ぶ
「自分に合ったお箸の選び方4.お箸の重さで選ぶ」でも少し説明しましたが、お箸のしなり具合は素材によって大きく変化します。
竹製のお箸はしなりやすく、食べ物を挟むときにフィットしやすいので滑りやすい煮物などが食べやすくなっています。
また、金属製のような硬いお箸は、箸先に力が伝わりやすく食べ物を切りやすいので、魚など箸先でほぐしたり切ったりするものが食べやすいです。
自分が普段どんな食べ物をよく食べているかによって、しなり具合を選んでみてもいいですね。
自分に合ったお箸の選び方6.
素材でお箸を選ぶ
お箸は木材以外でも、プラスチックや金属でも作られます。
プラスチック製のお箸は、どの素材よりも軽くて、汚れも落ちやすいので年齢性別問わず使いやすいです。
金属製のお箸はステンレス製が多いです。
ステンレスは汚れや臭いが付きづらい性質があるので、キムチなどの臭いが強く汚れが落ちづらいものを食べる時におすすめです。
お箸は木製やプラスチック製のものが普及しているので、ステンレスに慣れていない人は、毎日使用するのではなくその日の食事の内容に合わせて使用してみるのもいいですね。
自分に合ったお箸の選び方7.
漆塗りの有無で選ぶ
お箸は漆が塗ってあるかないかで値段が大きく変化する場合があります。
漆塗りのお箸は見た目が鮮やかで、手にした感触も柔らかく手に馴染みやすいことからとても人気です。
しかし、漆塗りのお箸は製造方法が難しく、プラスチック製のお箸と比べると値段が少し高くなり、伝統工芸品にもなると5000円を超えるものも多くなります。
最近では合成の漆を使用し1000円以内で買えるお箸もあるので、自分に合った金額の範囲で漆塗りのお箸を選んでみてください。
自分に合ったお箸の選び方8.
伝統工芸品でお箸を選ぶ
お箸のデザインは、メーカーごとや伝統工芸品の特色にもよって様々なものがあります。
例えば、福井県小浜市の伝統工芸品の若狭塗は金箔や卵の殻などを使用し鮮やかな見た目ののお箸が多いです。
しかし、新潟県村上市の伝統工芸品の村上堆朱(むらかみついしゅ)は素材の木材に彫刻をして、その上から朱色の漆を重ね塗りする技法から、落ち着いた見た目のお箸が多いです。
これらのように、伝統工芸品の特徴から自分の好きなデザインを選ぶのもおすすめです。
お箸がプレゼントされる主なシチュエーション3選
お箸はプレゼントに選ばれることも多いです。
- 結婚祝い
- 両親の長寿祝い
- 友人の子供へのプレゼント
このようなシチュエーションで、お箸はよくプレゼントされます。
お箸は日常的に使われるものだからこそ、プレゼントすると喜ばれます。
自身で使うことと同時にプレゼントすることもぜひ検討してみてください。
結婚祝いにお箸をプレゼント
こちらの赤色と黒色の夫婦箸は、持ち手に鶴の絵が書かれています。
鶴は夫婦の仲が良く一生を連れ添うことから、夫婦鶴(めおとづる)と呼ばれていて夫婦円満の象徴とされています。
そのため、結婚式でも縁起物として鶴はよく使われています。
この夫婦箸は二膳とも長さが22.5cmで男女どちらでも使えるようになっています。
さらに、食洗機でも洗えるほどお箸の塗装も落ちづらく、長く綺麗に使用できて喜ばれるためプレゼントにおすすめです。
両親に還暦祝いでお箸をプレゼント
鶴は千年亀は万年ということわざから、昔から鶴と亀は長寿の象徴とされています。
このお箸はその亀が持ち手の部分に描かれているため、長寿を願って両親の還暦祝いに感謝の気持ちと一緒にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?。
さらに、このお箸は黒色と赤色の両方が21cmと23cmを選ぶ事ができたり、お箸に名前を入れたりすることもできるので、渡す相手に似合ったお箸を渡す事ができます。
小さな子供がいる方にお箸をプレゼント
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こちらのお箸は、お箸の持ち方を矯正できるものです。
使い方は簡単で、中指と人差し指をお箸のリングに入れて、親指をフックにかけるだけで、綺麗で正しいお箸の持ち方になります。
洗いやすいようにリングの部分が分離する仕組みになっているので、衛生面も安心です。
このお箸は、対象年齢は2歳から大人までという幅広い設定で作られているので、小さな子供がいる家庭にプレゼントはもちろん、自分の子供と一緒にお箸の持ち方を練習ができるお箸です。
【まとめ】自分や相手に合ったこだわりのお箸を見つけよう
お箸は意外とさまざまな選び方があり、こだわりも持てるものです。
プレゼント用でも自分用でも、こだわりをもって選んだお箸はで食べる食事は普段より美味しく感じることができます。
特にプレゼントの場合、もらった方は食事のたびに感謝の気持ちを感じられます。
ぜひこの記事で紹介した選び方を参考にこだわりのお箸を利用してみてください。