皆さんがお持ちのお箸で、塗装が剥げているものや、何年も使っているものはありませんか?
もしあなたがそんなお箸を持っていれば、そのお箸は変えどきかもしれません。
お箸は普段何気なく使っていますが、捨てるタイミングを把握されている方は意外に少ないです。
また、捨てたいと考えていても、『どうやって捨てればいいのかわからない』と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではお箸を捨てるタイミング・捨て方について解説します。
お箸を捨てるタイミングがわからない方や、お箸の捨て方を間違えたくない方は、ぜひご一読ください。
そもそもお箸っていつ捨てればいいの?
お箸の使用期間は明確に定められていませんが、多くの箸メーカーは使用期限を1年と推奨しています。
これは、「お箸は口につけるものなので、衛生面を考慮する」という考えがあるからです。
とはいえ、お箸のメンテナンスを丁寧に行えば、お箸を1年以上使うこともできます。
お箸を食後すぐに水洗いしたり、食洗器を避けて手洗いをしたりすることで、カビの発生や塗装がの剥がれを極力減らし、使用期間を伸ばせるででしょう。
お箸を捨てるタイミング1.塗装が剥がれたとき
塗料や漆が塗られているお箸は、食事や洗い物などでお箸の表面が剥がれる事があります。
お箸の表面が剥がれると、食事の際に剥がれた破片などを誤飲するおそれがあり、最悪の場合、体調不良にもなりかねません。
塗装が剥がれているお箸があれば、新しいお箸の購入を考えて見ても良いでしょう。
お箸を捨てるタイミング2.お箸の表面が黒ずみ始めたとき
また、お箸の表面が黒ずみ始めたら要注意です。
その黒ずみは雑菌やカビの可能性があるので、この場合もすぐに新しくお箸に交換するのをおすすめします。
自分が持っているお箸は問題ないか、一度確認してみましょう。
【素材別】家庭ごみとしてのお箸の捨て方
次にお箸の素材別の捨て方を紹介します。
いざお箸を捨てようと思ったはいいけれど、「お箸ってどうやって捨てるんだろう?」と考えている方も多いのではないでしょうか?
お箸も家庭ごみとして捨てるときには、地方自治体や地域の分別ルールを守ることが基本です。
そのため、詳細なルールはみなさんがお住まいの地域のホームページなどでご確認ください。
今回は一例として、東京都世田谷区の分別ルールを参考にしました。
参考:世田谷区ホームページ「資源・ごみの分別(50音順)」
木製のお箸の捨て方
木製のお箸は可燃ごみです。
割り箸や竹製のお箸も可燃ごみに含まれます。
金属製のお箸の捨て方
金属製のお箸は不燃ごみです。
韓国のお箸といえば金属製ですよね。
金属製のお箸はステンレスが多く、不燃ごみとして扱われます。
プラスチック製のお箸の捨て方
プラスチック製のお箸は可燃ごみです。
プラスチック製のお箸は、ものによっては割れやすく危険なのでヒビワレなどに注意しましょう。
あなたはもちろん、ゴミを回収してくれる業者さんが怪我をしないように配慮をしてあげるといいかもしれませんね。
菜箸の捨て方
長さが30cm以上の菜箸は粗大ごみです。
ゴミの元の長さが30cm以上の場合、それ以下の長さに解体しても同じゴミ袋に入れていると、世田谷区では粗大ごみとして扱われます。
そのため、菜箸を粗大ごみとして扱われたくない場合は、菜箸を折ったものを違う袋に入れて、可燃ごみとして捨てましょう。
ただし、菜箸の素材が金属やプラスチックの場合は、可燃ごみではないので注意してください。
また、菜箸の長さが30cm以下であれば、家庭ごみとして出せるので素材を確認して、適切な捨て方で捨てましょう。
複数の素材で作られているお箸の捨て方
2つ以上の素材が使われているお箸(混合物)は、なるべく分解し、それぞれの素材にあった捨て方で捨てましょう。
分解できない場合は、お箸に含まれている素材の割合が多いものの分別方法で捨てます。
混合物の捨て方は区市町村によって、ホームページに明記していない場合もあります。
不安な方はお住まいの市役所や回収業者に連絡して確認しましょう。
お箸を捨てると運気も上がる?
あなたは「お箸を捨てると運気が上がる」といった噂を効いたことはありませんか?
実はその噂は半分正解で半分間違いです。
風水では、しばらく使っていないものを持っていたり、破損しているものを使い続けると運気が下がると言われています。
そのため、新しいお箸を買ったときや、お箸の塗装が剥がれたときには、もともと使っていたお箸や塗装の剥がれたお箸は捨てた方がいいとされているのです。
この記事を読んでいる方の中に、そのようなお箸を持っている方は、風水の観点では良くないので、お箸の買い替えを考えてみても良いかもしれませんね。
ただし、あくまでも風水の考えなので、必ず捨てなければいけないということではありません。
箸供養でのお箸の捨て方
箸供養とは8月4日の「はしの日」と言われる日には、箸供養と呼ばれるイベントが全国の神社などで開催されています。
箸供養は、普段家庭で捨てるお箸を、神社などに持ち寄って燃やすことで供養する行事です。
今まで使ったお箸に感謝し、供養することで無病息災や安泰を祈る目的で行われています。
ただし、プラスチック製や金属製のお箸を燃やすと、有毒ガスが出る可能性があり、危険なです。
プラスチック製や金属製のお箸は箸供養ではなく、家庭ごみとして捨てるようにしてください。
箸供養が気になる方は、お箸の買い替えのタイミングで体験してみるのも良いかもしれませんね。
※地域によっては箸供養の開催日が異なる場合や、箸感謝祭という名目で行われる事もあります。
まとめ
お箸っていつ捨てればいいのかわからないですよね。
お箸メーカーによると、約1年を使用期限としているケースが多いです。
なので、1年以上使っているお箸は買い替えてもよいのかもしれません。
詳細なお箸の捨て方は、地方自治体によって異なります。
あなたがお住まいの地域の分別ルールに従って捨てるようにしましょう。
もし、あなたが今まで使っていたお箸に愛着がある場合には、箸供養で処分する方法も良いかもしれませんね。
お箸の買い替えを検討している方は、捨て方はもちろん箸供養の体験も考えてみてはいかがでしょうか?